昨日の誕生パーティの後、深夜2時近く、突然タロが激しくお腹を痛がり、嘔吐してしまいました。誕生会の夜に吐くなんて...トホホなタロ。その後も4時過ぎまで、間欠的にやってくる激しい腹痛に苦しんで、看ている方も辛かったです、ホント。朝には熱もでて、お腹の風邪だったようですね。今はかなり元気になりましたが、今日は本当は夫の同僚、メキシコ人一家とお出かけの予定だったのをキャンセル。残念ですが仕方ないです。実はジロも3日前に高熱をだしてクラスメイトや近所の友達とのお出かけをキャンセルしてたのです。メイホリデー後半は青空を眺めながら家で過ごすはめになってしまったのでした。
こちらに来てからジロは2ヶ月に一回くらい高熱をだします。吐き下しの風邪も一回ありました。
タロは日本で幼稚園生活を始めた頃、風邪ばかりひいて、それをもれなくジロがもらって、で小児科に通ってばかりでした。だいぶ免疫がついたかなーと思っていたら、オランダに来て、オランダの細菌におもいっきりやられてます。
子供を産んで、初めての赤ちゃんのお世話はとにかく”清潔第一”でやってきました。子供が大きくなってからも、ご飯の前や、外から帰ったら手洗いは必須。ところが、そんな当たり前だと思っていた衛生観念がオランダで覆されてしまったのです....。
外で地面に落ちたおしゃぶりをママの口でちゅぱっと消毒?して再び子供にあげてる光景を見た時には、思わず「ち、ちょっと待って」と声をかけそうになってしまいました。外で落としたお菓子を、ぱっぱって土をはらって食べてる子、これにはめまいがクラクラ....。学校では当然、手なんて洗いません。トイレの後も、食事の前も。そ、そんな...!!「せめて外で遊んだ後くらいは手を洗ってお弁当食べているよね、お願いタロ、そうだと言って〜〜」「だって誰も洗わないんだもん、オレも洗わないよ」ーOh! dear~~!!
畳文化の日本と違って、外を歩いていた靴で家の中にはいり、その家の中でハイハイして育つ赤ちゃん達なのですから、そりゃあ、もう免疫つきますよね。翻って、清潔好きな日本人。最近は過剰とも思える清潔志向で、なんでも抗菌加工。これはこれでどうかと思いますが。
病気に対する考え方も違うように思います。風邪を引いたら、それはそれでその時考える、という感じで、インフルエンザ予防とか、ちょっと具合が悪いなと思ったら早めに医者に行くとか、そういう考えはないようです。ホームドクターも、高熱で受診しても「一週間経っても解熱しなかったらまた来て下さい」という対応だそうです。(一週間経てば普通治るってば...)だから熱くらいでは医者に行かず、ひたすら寝て治す。ある意味正しい治療法のような気がします。いたずらに抗生剤を服用することもなく、自己免疫力と体力だけで治すんですものね。
私は決して潔癖性ではありませんが、やっぱり家の中での土足や、どこを触ったかわからない手で食べ物を口に運ぶのは、どうにも鳥肌が立ってダメなんですねー。でもお気楽ママの名の通り、もうタロとジロの学校での衛生状況は見て見ぬ振りをすることにしました。オランダ式で行こう!!多分、今タロもジロも免疫をいっぱいつけているんでしょうね。オランダでの2年間できっとつよーい身体になるのでしょう。
でも吐き下しの風邪は、親子ともに大変。もうかんべんして〜という心境です。