子供達の学校は28日から約2週間のメイホリデーに入りました。夏休み明けからずっと忙しくしている夫となかなか一緒に出かける機会がなかったのですが、オランダ生活もあと少しとなり、帰国前にみんなでお出かけしたいね、と相談しておりました。28,29日なら休める、ということで、2ヶ月も前からホテルを予約し、準備万端で臨んできたのに、タロとジロのまさかの発熱。出発前夜になってもジロの熱がすっきり下がらず、旅行をあきらめようかと思ったのですが、当日朝何とか平熱に戻りました。予定より出発時間を遅らせて、いざアムステルダムへ!
今回の一泊旅行の行き先はアムステルダムです。オランダの首都です。これまで二回訪れたことがありますが、アムステルダムの街並は私は大好きです。首都だけあって大きな街ですが、落ち着いた色合いの赤煉瓦の家が並び、縦横に張り巡らされた運河と、その運河にかかる大小の橋、橋、橋....。今回三度目の訪問は、いろいろと計画を立てて、大人にも子供にも満足のいく旅を計画していたのですが、予想外の出来事が重なり、トホホな結果となってしまいました。
誤算その1。直前までの子供達の発熱。これで出発時間が大幅に遅れ、一日目の観光は無いに等しくなってしまいました。誤算その2。気温の低さ。前日まで春の陽気だったのですが、アムス滞在中は冬が戻ってきたかのような冷たい風。病み上がりの子供達を長時間、外で遊ばせる訳にいかなくなりました。そして誤算その3は二日目の29日が女王の日になってしまったこと。本当は30日なのですが、今年は日曜に重なるため一日前倒しになったのでした。女王の日が何故に誤算かは、また後日の記事にて説明します〜。
夕方、アムステルダム中央駅に到着。美しいです。見るたびにため息が出ます。ヨーロッパ各地の駅を見てきましたが、私はこのアムスの駅が一番美しいと思います。東京駅のモデルになったのは有名な話。
さて、夕方に到着し、当初計画していた観光はあきらめ、夕食までの間行けるところ...と考え、白羽の矢が当たったのは
ハイネケン・エクスペリエンス1988年まで実際にビール工場として使われていた建物が、今はビール博物館として公開されているのです。
ビールの歴史や、製造過程がわかります。ハイネケンの宣伝用のポスターコレクションもハイセンス。
ハイネケンのビールの缶をモチーフにしたドラムセットを叩けたり、自分が参加しちゃうハイネケンのコマーシャルビデオがあったり、アトラクションもたくさん。
目玉は一人三杯までハイネケンを試飲できること。ビアバーが二カ所あり、ちょうどいい具合に冷されたビールが出てきます。子供にはジュースもあり。
夫は大のビール好きです。オランダはビールがとても安く(水より安い)、ビール天国なのですが、彼はこの二年間、家では殆ど口にしませんでした。誰かの誕生日とか、ホームパーティをする時だけで、あんなに大好きなビールを断っていたんですね。断つというより、飲んで酔う時間も惜しいといった感じだったのだと思います。そんな彼も今日はしっかり三杯、グビグビ。
子供達はビール醸造用のタンクを見たり、ビールびんになって出荷される疑似体験のできるアトラクションを経験したり、まずまず楽しんだようでした。
ハイネケン・エクスペリエンスを後にして、そのあとはムント広場である方と待ち合わせ。実はアムス観光初日の目玉だったりする、この日の夕食は....
なんとまたまたブロガーさんとのご対面です。
Welkom! Amsterdamのnijntjeさんのご好意で、子供も気軽に行けるレストランを紹介して頂き、一緒に夕食を囲んだのでした〜。アムステルダムの情報や、近隣の欧州各国の旅行をレポートされてるnijntjeさんとは、私がSail Amsterdamの情報収集をしている時に初めてブログを訪れ、それ以来のお付き合いです。
先月ドルドレヒトにブロガーのtchaihuisさんを訪れた時は私一人でしたが、今回は夫も、タロジロも一緒。ちょっぴり緊張しましたが、夫にも息子達にも気さくに優しく話しかけてくれるnijntjeさん。お母様が来欄中で、この日の夕食にはお母様もご一緒して下さって、なんともありがたいことでした。nijntjeさん、お母様、貴重なお時間をありがとうございました。
初めてお会いしたnijntjeさんは、想像通り、美しくて聡明なお嬢さんでした。私よりうーーーーんっとお若いのにしっかりしてらっしゃって、落ち着いた雰囲気の方でした。オランダに来た時期がほぼ一緒ということで、いろいろと話も弾みました。欲を言えば、夫、子供抜きでゆっくりブログに書かれていたあれこれを、もっと深く語り合いたかったなあ〜なんて思ってしまいました。
オランダを去る前に、とお声をかけて下さったnijntjeさん。本当にありがとうございました。これからもnijntjeさんの視点で書かれたアムスの日常生活、楽しみにしています。
もうすぐ五月とは思えないくらい寒い夜でしたが、nijntjeさんとトラム乗り場で別れてホテルに向かう道のり、ほんわかした温かい気持ちになりました。