今日は念願のドルドレヒト訪問がかないました。ドルドレヒトは私の住んでいる街から電車で15分程のところにあって、ベルギーへ電車で行く際に必ず通る街なのですが、電車の窓から見るだけだったその街は、雄大なマース川の川岸にあって、運河と歴史ある建物との調和のとても美しい街なのです。いつか、この街の駅に降り立って、散策してみたい、と電車で通り過ぎる度思っていました。
ドルドレヒト在住のtchaihuisさんのブログ、
Dordrecht便りを見つけた時は、とても嬉しく、また記事を拝見するにつれ、ますます訪れたいという思いが募るようになりました。
今回、ドルドレヒト観光を兼ねてtchaihuisさんにお会いしたいという厚かましいお願いを、tchaihuisさんが快くお引き受け下さって、訪問が実現したという訳です。
どの国でもそうだと思いますが、オランダはそれぞれの街に個性があります。ドルドレヒトは駅前は近代的な街並ですが、一歩路地を入ると、古い街並が見事に保存されています。中世の雰囲気が残っており、ベルギーのブルージュにもどこかつうじるものを感じました。アンティークショップも多く、街全体が古いものを愛おしみ、大事にしている印象を受けました。
運河にはクルージング用のボートがいっぱい。マース川が近く、運河の風景も独特です。
聖母教会。
カリヨンの音色がとても美しい。
鐘楼にのぼれます。tchaihuisさんにもお付き合いいただきました。
279段の階段を上ると、眼下にドルドレヒトの街が…。
不覚にも、のぼり終えた後、珍しく立ちくらみを起こしてしまいました。血圧低いんです…tchaihuisさんにご心配をおかけしてしまいました。
左手に見えるのがマース川。
13世紀から17世紀までドルドレヒトはオランダの貿易の中心地でした。
塔をのぼり終えた後、旧市街にあるシモン・ファン・ヘイン博物館を見て、さらにアンティークショップの並ぶ通りを散策。運河沿いも、運河に架かる跳ね橋も中世の面影が残っており、散策していて不思議な感覚に陥りました。
子供達が学校に行っている間の慌ただしい訪問でtchaihuisさんにはあちこち駆け足で案内して頂いて申し訳なかったです。それでも教会、博物館、アンティークショップと、見たかったところは全てクリア。街の散策の前には、なんと、tchaihuisさんのお宅にお邪魔して、美味しいコーヒーと手作りのアップルタルトをごちそうして頂きました。そして、かわいいチャイちゃんにもご対面。初対面ということで、だいぶ興奮していたチャイちゃんですが、しばらくしたら慣れて、何度も私の側にやってきて、顔を近づけ、匂いを嗅いでキスをしようとしてくれます。本当に愛らしいワンちゃん!
tchaihuisさんとは初対面ながら、初対面の気がせず、気がついたら、おしゃべりに花が咲き、ずいぶん長居をしてしまいました。想像通りの優しく温かい雰囲気のtchaihuisさん。語学に長けておられ、プロ級の趣味もお持ちで、こんな女性になれたらな〜なんて憧れに気持ちを抱いてしまいました。
ブログを通じて、こんな出会いがあるなんて、本当にブログに感謝です。日本に帰国したら、いつかオランダを中心に欧州を訪れたいと思っているのですが、また再訪問したい街、再会したい人が増えました。
tchaihuisさんの案内で立ち寄ったアンティークショップで買ったジェネバのグラス。
古いジェネバは身体にいい、という意味のオランダ語が書かれています。オランダ滞在の記念品として宝物になりそうです。