ヨーロッパに先週末寒波がやって来て、暖かい、暖かいと思っていた秋から、「やっぱり冬は寒いのね、そうよね」って思える?寒さになってしまいました。私の住んでいる街は、雪は降りませんでしたが、オランダの南部や、ベルギーの方は大雪、吹雪だったようです。
今日も冷たい雨が降っていたのですが、お迎えの時間にはその雨も上がり、子供達に「今日、たっくんたちと遊んでいい?」と訊かれ、ママ同士顔を見合わせ、うーんと唸っている間に、公園方向にみんな進んで行ってしまいました。動いているあんたたちは暖かいかもしれないけど、待ってる親は寒いんだよ〜〜〜〜。
さて、この公園の近くにはオリーボーレンの屋台があります。オリーボーレンとはげんこつ大の揚げドーナツ。イーストを使った生地を使うらしく、中には砂糖を加えず、揚げたあとに粉砂糖を振りかけていただきます。
で、このお菓子、日本の年越しそばのように、大晦日に欠かせない、季節の風物詩。これを食べないとオランダ人は年を越せない、という感覚のようで、11月半ばから屋台が出始め、大晦日にそのピークを迎えます。
この公園の近くにある屋台は、以前から友人が話していた、わが町で一番おいしいオリーボーレン屋台、らしいのです。こういったランク付けは、お魚屋さんだったり、レストランだったり、よく公表されてます。
屋台脇にある表示。どうやら1998年に初めて受賞し、その後も続けて受賞しているらしい。が、追加はマジックペンで書かれているあたり、アバウト(笑)
子供達のおやつに8個、5ユーロのバリューパックを購入。ところが残念ながら揚げたてではなかったのです。街中の他の屋台は揚げたてだったのに、、、ところが、ところが、さめていてもこれがなかなか美味しい。揚げたてだったら、さぞかし美味しいだろうなーと。ちなみに他の店のものは、一旦さめると温め直しても油っぽくていまいち。
で、家でオーブンで温め直していっただきまーーす。レーズン入りがポピュラー。温め直すと、外側はかりっとしたまま、中はしっとりで、揚げたての美味しさを味わえました。さすがナンバー1のお店!
このオリーボーレン、私にはあとでかなり胃にきます。これをおおみそかに5個も6個もつまむオランダ人って…私はそばの方がいいなあ。
公園でオリーボーレンをぱくついたその時、タロのぐらぐらしていた前歯が抜けました(笑)
以前二枚歯になっていた下の前歯もだいぶ前に抜け、次々に乳歯が抜けはじめているタロ。オリーボーレンを食べながら歯が抜けた、なんてのもオランダの思い出になるのかな。