今日はゆーちゃん母娘と一緒にゴーダのチーズ市に行ってきました。
オランダといえばゴーダチーズ、エダムチーズ。日本でもその名前は聞いたことがありましたが、実際オランダに来て、スーパーや市場に陳列されているチーズの量、種類をみてびっくり。チーズはオランダ人にとって食卓に欠かせないもののようです。私もオランダに来て以来、ゴーダチーズを頻繁に利用してます。サンドイッチには欠かせないし、グラタンやピザを焼く時にはゴーダを擦りおろしたものを使いますし、そのままサイコロ状にカットして食べてもおいしい。スーパーでスライスされているのを買うことが多いのですが、日本の一般的に売られているスライスチーズとはひと味もふた味も違います。何と言ったらいいか、コクがあるというか、旨味が強いように思います。ナチュラルチーズの特徴なのでしょうか。
このゴーダチーズは直径約50cm、厚さ15cm、重さ5kgの円盤状です。この大きなチーズの出荷、取引の様子を見ることができるのがチーズ市。夏の間、観光客も見ることができます。オランダではアルクマールという街のチーズ市が一番大きく有名ですが、小規模ながらゴーダでも昔ながらの取引の様子を見れます。ゴーダチーズの名前になっているこの街を、いざ観光!です。
ゴーダの市庁舎。15世紀のゴシック様式。お城みたいです。この市庁舎の前にマルクト広場があり、ここでチーズ市が夏の間、毎週木曜日に開かれています。ここでのチーズ市は今でも周辺農家からの手作りのチーズが運ばれてくるそうです。
市庁舎の向かい側にあるチーズ博物館があります。
昔はチーズの計量所だったそうです。昔チーズを計っていた大きな天秤がありました。
広場いっぱいに置かれていたチーズ。観光客向けに、民族衣装を着た女性が一緒に写真を撮ってくれます。持っているチーズは撮影用のにせもの。軽いです。足元はわかりにくいけど、木靴をはいています。
チーズの売買取引の様子はオランダ語でよくわからなかったけど、売人と買い取り人が片手でお互いの手を叩き合いながら、値段を言いあいます。交渉が成立するとがっちり握手。その後、ポーターが馬車にチーズを運び入れます。5kgのチーズを投げて渡します。
チーズ市のパフォーマンスの場所から少し離れて、実際にマーケットが開かれていました。さらにその近くにチーズの専門店が。ゴーダチーズが陳列されていると圧巻。いろんなフレーバーのチーズを試食しながら買うことができます。
丸いのは市場で購入したベビーゴーダ。本来の大きさの10分の一くらい。手のひらサイズです。ノーマルタイプと、ペッパー入りのもの。表面はワックスで覆われています。本来の大きさのゴーダチーズをカットして真空パックにしてもらったのは、チーズ専門店で購入したガーリックなど各種スパイス入りのもの。試食で思わずうなってしまった美味しさ。
ゴーダは15世紀から職人の街として栄えてきたそうで、いろんな工房が残っています。キャンドルもとても有名。このお店はキャンドル作りも体験できるお店。色とりどりのキャンドルがいっぱい。キャンドル作りは時間の関係で断念。
キャンドル店で購入したもの。
この形は伝統的な製法で作られるゴーダのキャンドルだそうです。
欧米の家庭ではキャンドルはとても身近なもの。私もオランダに来てろうそくに火を灯す楽しさを知りました。
子供達にとってはちょっぴり退屈だったようでしたが、ゆーちゃんママと私は、チーズ市の様子や、その後のお買い物を満喫できました。タロはゴーダチーズが大好きなので、お土産選びには真剣な表情。ジロはゴーダに来た意味をあんまりわかっていなかったかな?
ちなみにGoudaはオランダでは「ハウダ」と発音します。Gの音はオランダでは、「は」と「へ」の中間、たとえは悪いですが、おじさんがタンを吐き出す時の、「かーっ」っていう音だというもっぱらの評判?です。なぜかタロとジロは、オランダのこのGの発音、マスターしているんですけどね。